オーガニックボジョレヌーボ 2006
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最近、ワインショップや雑誌でも「オーガニックワイン」って言葉を耳にする機会が増えてきたと思いませんか?でも、まだ今ひとつ「高いんじゃないかナ」とか「どんなワインを買っていいのかわからない・・・」と思っている人が多いかも。そこで、ここフランスから本場のオーガニックワイン事情を、初心者の方にもわかりやすくお伝えしたいと思います。
今回訪れたのは、ワインの名産地として知られているブルゴーニュ地方コート・ド・ニュィ地区でおじいさんの時代からワイン造りを手掛けているPatrick HUDELOT(パトリック・ウドゥロ)さんのワインカーブです。パトリックさんが農薬や化学肥料を使わないオーガニックワインを本格的に造りはじめたのは2000年からのこと。けれども実際には1990年からオーガニックワインを造るために欠かせない土の再生に取り掛かっていたそうです。なんと10年の長い年月と手間をかけ、土に自然のサイクルと活力をとり戻し、やっとオーガニックワインを成功させることができたとか。現在28haあるパトリックさんのぶどう畑からは、毎年1800hlのブルゴーニュ産のおいしいオーガニックワインが造られています!
ところでオーガニックと一般のワインはどんなところが違うのでしょう
一般のワインは、生産効率を高めるために農薬や化学肥料の使用が認められています。オーガニックワインには、それらが一切認められません。そのため、パトリックさんは化学肥料の替わりに緑肥で畑を耕していました。それまで土だったぶどう畑の土壌に芝生を植え、昔ながらの方法で根ごと刈り取り、手間をかけ緑肥を作っているのだそうです。
又、一般のワインは害虫対策として農薬を使っても許されますが、オーガニックワインは、農薬を使わず害虫を退治する方法をみつけなければならなりません。もしも病気にかかってしまった場合は、その部分を枝ごと切除したり、害虫に対抗できる植物を植えたりと、そのつど自然除去方法を見つけなければならないそうです。
しかし実際には、しっかりと自然のサイクルをとり戻した畑からは、病気の発生はむしろなくなっていくようです。健康になった畑は、栄養・水分・微生物のバランスがとても良く循環しはじめます。そのため、病気が発生しにくくなるのです。
ワインは、畑ですくすくと育ったぶどうを秋に収穫し、それを醗酵・保存させて仕上げるのですが、この時、一般のワインはぶどうを精製酵母や酵素で醗酵させ、保存料を使って仕上げます。オーガニックワインの場合は、それらの全てのプロセスもナチュラルに仕上げなければなりません。
ではワインを醗酵させるために必要な精製酵母や酵素の替わりに何を使っているのですか?とパトリックさんはよく聞かれるそうですが、特別、何も使っていないそうです。
「自然のサイクルを取り戻した健康な畑から収穫したぶどうには、樽のなかで自然に醗酵を促す力も備わっていました。うれしいことにぶどうが本来持っている味や香りも、畑の再生と共によみがえったようにも思えます」とパトリックさんは笑顔で話してくださいました!
このように手間と時間をかけて仕上げたワインは、更にオーガニック認定団体に届け出て、しっかり保証を得なければなりません。こうしてはじめて、皆さんのお手元に安全でおいしいオーガニックワインが届けられていました。
どうでしょう?オーガニックワインの安全性や、本当のおいしさの片鱗を味わっていただけたでしょうか?
日本でもオーガニックワインは通信販売やネットショッピングで手にとって頂けると思います。是非、大切な夕食に安全でおいしいワインを試してみてくださいね。
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